雑多に、思いつくままに


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日本が生きていく戦略を考えるにあたって、海というリソースは切っても切ることができない。

古来より、海は日本の衣食住、特に食と住においての多大な恵みをもたらしている。
例えば、歴史的に見た場合に、外敵の侵入をほとんど許していない事を思えば、住においての大きな恩恵に授かっている事は自明だ。
また、各地で見られる貝塚の存在は、日本の食が非常に長きにわたって、海によって支えられてきたことの証左でもある。
(貝塚について更に言うと、国内の中では仙台湾は、貝塚が多く見られる地域の一つのようだ。)

地質学についての見識が殆ど無いため分からないが、今後非常に長期的なスパンで見たとしても、日本は海に囲まれた国であろう。
であるとすれば、この日本を囲む海を如何に有効に使うかということが、今後の日本の行く末を占うものだと推測される。
これからも多くの産業が産まれるのだとしても、それは「海と共に生きる」という戦略を揺るがすものではなく、それを遂行するための戦術を変更するものに過ぎない。
例えば、ITがどれほど発達したとしても、戦略レベルでは不変であり、海とともに生きるためのツールにすぎない(※)。

また、世界のどの地域においても、太陽光という資源の利用法については、まだまだ発展途上である。
太陽光パネルが未成熟であることはもちろん、農業という間接的な太陽光の利用についても、経済の発展とともに軽視されやすい。
さらに悪いことに、経済的生産性のみで、農地が転用されてしまったり、その転用期待のため利用もされず放置されたりして利用が阻害されることもある
農業は、土をいじるととても楽しい、耕して汗を流すととても気持ちいいなど、数値化できない外部性が大きいのだが、それらはあまり考慮されない。

ここで海苔の優位性が発揮される。
海苔は、海と太陽という、大きな2つの自然の恵みを活用するからだ。
海苔の養殖は、海はもちろん、太陽光の有効利用という点で、とんでもなく大きな発明である。
農地と違って、転用される心配もなく安定しているから、これも意外と大きなメリットだ。
自然であるがゆえに、その変動を読むのが難しいと言えるが、長期的に見た場合に枯渇する可能性がほぼゼロである点は、素晴らしいことである。

さらに、海苔は管理コストが低いことも大きな利点だ。
生のりはともかく、市場に出回る9割以上の海苔は焼き海苔であり、乾燥剤を入れておけばかなり長持ちする。
(逆に、生のりを市場に回すことができれば、差別化も図れる。)
そして、あまりかさばらないため、保管も輸送も容易である。
海産物の中では、グローバル展開しやすい産品だと思う。

海苔にまじめに取り組んでいる国は、今のところは、それほどないようである。
その一方で、海苔を使った料理は、意外と多く見られるようだ。
寿司が英語でも「sushi」と呼ばれるほどに、世界的に広まってきていることはもちろん、例えばイギリスでは比較的よく食べられるらしい。
また、イタリア南部では、ピザ生地に乗りを練り込んで(揚げ)たこ焼きのように調理する、ゼッポリーネという料理もあったりする。

海苔で世界を制するためには、ルールのイニシアチブを握り、「海苔=日本」の図式を作ることが重要だと思う。
スポーツでは、すぐにルールを改変されて不利に立たせられることが多い日本だが、海苔は今のうちからルールのイニシアチブを握ることが必要だ。
日本の各地で作っている海苔の質は高いし、その上世界のルールも握れるようにしておけば、向かうところ敵なしだろう。

何が言いたいかというと、世界のりサミット、または世界のりエキスポをやりたい!
ということでした。


(※)
誤解を招くと行けませんので補足いたしますと、決してITを否定的に見ているわけではなく、むしろ大変重要なものだと思います。
戦略と戦術は、車の両輪だと考えます。
デューク東郷がターゲットを仕留めようと思った時に、ライフルがなければ仕留められないのと同じく、目的も手段も両方必要です。
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【2012/08/18 22:49】 | 七ヶ浜(星のり店の話題が多め)
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