雑多に、思いつくままに


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先日、仙台駅近くで阪神のユニフォームを着ている方を拝見しました。
なんで阪神・・・?なるほど、セパ交流戦ですね!
ひょっとすると、地元の方ではなくはるばる西日本からいらした方だったのかもしれません。
だとしますと、応援される側も力強いですね。
阪神というチームの、ファンに対する訴求力の強さを感じます。

さて、被災地支援をテーマとした、次のようなブログ記事を拝読しました。
「被災地に”関われる形”を増やしていきたい」―ボランティアから見た”今後求められる被災地支援”-BLOGOS-
この内容には、僕は正直疑問を覚えます。
特に、下記のくだり。

――地方物産展を都会でやる場合に、それを応援するのも一つの形ということですね。

小林氏:僕はちょっとした主体性がミソなんだと思います。観光に行くとか物を買うというのも、それはそれでいいのですが、それでしかない。

今回ボランティアをピースボートとしてはのべ6万人くらい受け入れました。その中で感じたのは、自分から何か関わりたいとか、自分が表現する場所が必要だと感じる人が多かったということです。これからもただ物を買うとか、観光に来るというよりも、自分でそこに関わったというふうに思えるようなことがあるかどうかがポイントだと思います。

たとえばこれから浜で倉庫としてあるコンテナにペンキを塗って、綺麗な大漁旗の絵を書くというようなコンテンツがあると、自分がそこに関わった、となりますよね。プチ主体性を育てていくような関わり方が、いろんな場面で起こっていくのがいいと思います。完全に観光とかモノを買いに来るになると、それは一過性のものでしかないので。一瞬で終わってしまいます。


「被災地にかかわれる形を増やして生きたい」とのタイトルにもかかわらず、支援の形が限定的ではないでしょうか。
よくわからないのが、商品を買うことによる支援の効果は限定的だとの点です。
僕はそうは思いませんし、むしろ、風評被害にさらされる東北の一次生産者にとっては、その生産物を買ってもらえることは、何にも変えがたい喜びだとも思います。
そして、それを手に取った人のライフスタイルに溶け込み、継続的に買ってもらえることがあるとすれば、それは息の長い支援になります。
毎月一度は被災地を訪れるのは結構大変ですが、毎月一品東北のモノを買ってみるというのは、それほど難しいことではありません。
もちろん、すべてのモノが購入されたすべての方々にフィットするとは思いませんが、素敵な出会いもきっとあることでしょう。

モノを買ったり、(ファンドなどに)お金を出したりすることは、経済効率は非常に優れています。
たとえば、上記の阪神ファン(関西出身というイメージで!)の方とテレビ中継を楽しむ阪神ファンのどちらの方が球団に貢献しているでしょうか?
仮に、ツアーに5万円かかるとした場合、そのうち球団に落ちるお金というのはいくらぐらいになるでしょうか。
そのうちの大半は、旅費やホテル代に消えるはずです。
一方、同じ5万円で家族6人ユニフォームを買って、メガホンを買って、テレビの前で応援する場合、そのお金の大部分は球団に落ちます。
粗利がどの程度かわからないので正確なところはわかりませんが、経済的な意味では球団をより支えることができます。

もちろん、ファンがゼロの球場では選手のやる気もゼロになるでしょうから、どちらの方がファンとして優れているということは、一概には言えません。
ただ、支えるあり方というのは多層的であるということだけは、間違いないでしょう。
「なかなか東北に行きたいけれども行けない・・・」
そんな声も度々お聞きします。
僕はそれでもいいのではないかと思います。
そのような方々に負い目を感じさせる言説の方が問題です。
ライフスタイルが、家族、仕事、趣味で形成されると考えた場合、ボランティアなどで来るのは趣味の時間を使うことになるでしょう。
家族サービスや仕事をバリバリしたい人にとっては、東北に来るというのは、負担が極めて大きいです。
そのような方々にとっての支援として、東北のモノを買ったりするという方法は、もっとも現実的だと思います。

そして、経済効率だけではありません。
モノを買ったりする時には、衝動買いの場合は除き、その作り手の哲学に共感して買うことが度々あります。
ファンドのように小さくても万単位のお金を出す場合であれば、なおさらその傾向は強まります。
本当に優れたモノやサービスというのは、それらを通じて作り手の想いに触れることが出来るのだと思います。
その結果、「石巻に行きたい」とか「気仙沼に行きたい」などといった感情が湧き、いつか来てくださることもあるかも知れません。
つまるところ、中長期的に見た場合には、支援という一方的なものではなく、ピュアな興味関心で来てもらえるようになる事がベストなカタチだと考えます。

昨日、セキュリテ被災地応援ファンド交流会が新丸の内ビルで行われました。
僕も参加させていただきまして、星のり店の星博さんのお話を聞くだけではなく、ファンドに出資されている方々とお話できます貴重な機会になりました。
「送っていただいた海苔が本当においしかったです!」
という嬉しそうな声、嬉しそうな星さんの表情を見聞きしたときに、このファンドが出来て本当によかったと改めて思いました。
ミュージックセキュリティーズの皆さんには、感謝の念に堪えません。
本当にありがとうございます。

星のり店の哲学が一人でも多くの人に伝わりますように。
そして、共鳴者の方々がいつか時間ができたならば、ぜひ七ヶ浜に訪れますように。
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【2012/06/08 20:29】 | その他復興関連・地域づくり
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