雑多に、思いつくままに


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「日本一の司法書士を目指す!」

といっても、そもそも司法書士の場合、日本一って何?という感じです。
大学時代のトライアスロンの場合、スポーツですから競争もあってわかりやすかったです。
大学日本一を決めるインカレがあって、それで優勝したところが、すなわち日本一でした。
一方、同じく大学時代の応援団は応援そのものに競争はなかったため、その点は不明確でした。
日本一の応援団というのは、解釈しだいではどういったものでもありえました。
日本一団員が多い応援団、日本一歴史が古い応援団、日本一飲んでばっかりな応援団、などなど。


ところで、昨日、七ヶ浜に行ってまいりました。

七ヶ浜が酷い事になっているとの話は小耳に挟んでおりましたが、そこまでに行く途中から既に、酷い惨状が待ち受けていました。
仙台東部道路下には、津波が押し寄せたことが解る瓦礫(あまりこの言葉は使いたくないのですが)の山があり、言葉に出来ないやるせなさがこみ上げました。
東部道路は防波堤の役目も果たしたようで、逆に言うと、それが途切れた辺りからは、産業道路を渡って津波が襲ったことがわかる爪あとが残っておりました。
道路の両脇共に、あの日以前とは異なる光景が広がっていました。

そして、七ヶ浜に到着すると、そこには私が知っている街はありませんでした。
7月の第1日曜日には駐車場になるはずである場所は、ボコボコになり潮が入り使えなくなってしまった車の墓場になっていました。
バイクコースで気持ちを引き締め直すスポットとして機能していたセブンイレブンは、その面影すら有りませんでした。

トライアスロンのインカレ予選を行う場所「だった」七ヶ浜・・・
人生で初めて、自ら強くやりたいと思えるスポーツに出会えた場所「だった」七ヶ浜・・・
これからインカレ予選が行われることや、自分みたいにこのスポーツのすばらしさに出会える人がいることを想像することができないリアルが目の前にあり、溢れる涙が止まりませんでした。


悲しい現実を目の当たりにしましたが、この街にある一流の海苔屋「星のり店」さんのお話を聞くことができた事は幸いでした。

星さんは、海苔棚が流され、機械が流され、船が4艘流されました。
ただ、奇跡的にも、5艘あった船の内、1艘だけは残りました。

「残った1艘が、俺に海苔をまた捕れって言っているような感じがするんだよね。」

自宅と海苔の乾燥室も高台にあったおかげで、無事に済みました。
(昔のトライアスロン七ヶ浜大会に出たことがある人はわかると思いますが、ランコースの、港から一気に15m登るあの最初の坂のちょうど登り切った場所にあります)
乾燥室が残ったことはとても大きく、これがメチャメチャになってしまっていたら、被害は1億以上に及んでいたそうです。

星さんの海苔づくりは味第一主義。
「旨い!」と思ってもらって、また買ってもらう、そしてクチコミで広がる。
それで、少しずつファンを増やすというやり方が、星さんの商売哲学です。

意外でしたのは、海に対する憤りですとか、そういった負の感情が見られなかったことです。

「やっぱり俺から海を取ったら何も残らんしね。海に行って、それでちょっと認められるみたいなね。」

海に対する真摯な姿勢には、学ぶべき点が多くあるように感じられました。

また、宮城県には、海苔業者は200人ぐらいいるらしいですが、一番リスタート(震災前にあげた分を販売中)が早かったのは星さんで、今でも活動している人はほとんど聞かないそうです。

「時間かけて、また元の姿に戻していかないとね。」


帰り際、星さんのこの海苔がある倉庫のドアに、こんな文字が記されていることに気づきました。
星のり店
「日本一旨いのり」・・・

七ヶ浜から日本一を目指しているのは、何も東北大学の応援団やトライアスロン部だけではありませんでした。
時計の針のスピードは遅くなったのかもしれませんが、決して止まってはおらず、着実に時を刻んでいました。


また、目頭が熱くなりました。
必ず日本一ののりが帰ってくると、信じています。
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【2011/05/04 19:27】 | 七ヶ浜(星のり店の話題が多め)
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