雑多に、思いつくままに


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僕の好きな言葉の一つに『枯れた技術の水平思考』というものがあります。
枯れた技術の水平思考

横井の哲学に、「枯れた技術の水平思考」という言葉がある。
ここでいう「枯れた技術」とは、「すでに広く使用されてメリット・デメリットが明らかになっている技術」のことで、これを利用すると開発コストを低く抑えることができる。「水平思考」(エドワード・デ・ボノ(英語)提唱)とは、今までなかった使い道を考えるということである。「ゲーム作りは面白ければよく、ハイテクが必要なわけではない。むしろ高価なハイテクは商品開発の邪魔になる。そのためにごくありふれた技術を使い、それをまるで違う目的に使うことによってヒット商品というものは生まれるのではないか」という考えである。
ゲーム&ウォッチはこの思想に則って開発された。当時激しいシェア拡大を競っていたシャープとカシオの「電卓戦争」の余波で小型の液晶画面と半導体の生産設備は過剰になっていた。横井はそれを遊びに応用した[2]。この成功例はゲーム機開発の手法においてひとつの模範となり、横井が手がけたゲームボーイやファミコン、スーパーファミコンもこの方式で作られていった。

この言葉は、ゲームクリエイターの横井軍平さんの哲学です。
最新のハイテクを追わずに、既存の技術を最大限に活用することで、イノベーションを生むというものです。
これはゲームについてだけ言えるものではなく、例えばiphoneなどスマートフォンに使われているタッチパネルの技術も、決して目新しいものではなかったりします。
(技術だけで言えば、ガラパゴス携帯の方が上みたいですね。)

ところで、本日こちらの中小企業セミナーに参加してまいりました。
目当ては、株式会社マイファーム代表の西辻一真さんです。
マイファームは、眠ったままの田畑を一般の人に貸し出すビジネスをやっている会社です。
その理念は、休耕地を有効利用して、農業の楽しさを知ってもらうというものです。
西辻さんは1982年生まれと若いのですが、その行動力には学ぶ点がとても多かったです。

その中の一つが、会社立ち上げ当時の休耕地の仕入れについての話です。
具体的には、『会社を立ち上げた当初は、1ヶ月に100件ぐらいの休耕地の農家を回った。』とのことです。
数も大変なものですが、その一つ一つの農家を回る際の心構えが胸に響きました。

休耕地の地主は、休ませているとは言え、代々受け継いできたその地には特別な思い入れがあります。
見ず知らずの他人が手を加えるということを、そう簡単に認めることはできません。
しかし、西辻さんは粘り強く地主さんと交渉します。
『ぼくは、このことであなたを裏切りません。ずっと逃げません。』
焦らず、愚直に説得します。

ネットの発達により、マーケティング手法もそれに応じたものになってきたのは、最近に始まった話ではありません。
近年では、脳科学と結びついたニューロマーケティングなどの研究も盛んのようです。
考えさせるのではなく、脊髄反射的に(正確な意味では脊髄反射ではないのでしょうが)買わせる感じですね。
これからも効率的な手法の追求は留まることはないのでしょう。

しかし、必ずしも最先端の方法が、正解だとは限りません。
従来の泥臭く、だけども着実な方法というのは、これからも眠ることはないのでしょう。
特に、地方においては、最先端のものに恵まれた状況ということは少ないです。
枯れた技術の水平思考は重要な考え方になるのではないかと思います。

西辻さんの話を聞いて、そんな事を思いました。
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【2011/03/10 01:41】 | その他
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笠原
「枯れた技術の水平思考」頭の片隅にずっと置いておきたい発想だな、と思いました。(コメントすることで少しでも記憶の定着度が上がるように!)

そして、「
『ぼくは、このことであなたを裏切りません。ずっと逃げません。』
焦らず、愚直に説得します。

のクダリにも強く共感しました。最近僕は、「熱意」ってものを意識するようになってきたのですが、そこに刺さりました。
この辺りは、忘れられがちなだけであって、決して「枯れた技術」なんかじゃないですよね!


せと
震災が起きたことで、熱意を持って動かなければならないことを改めて強く感じます。
確かに、既存の技術が枯れた技術ということは決してなく、そういう風に見ている世間に対しての一種の皮肉なのだろうとも思います。
がんばりましょう!

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この記事へのコメント
「枯れた技術の水平思考」頭の片隅にずっと置いておきたい発想だな、と思いました。(コメントすることで少しでも記憶の定着度が上がるように!)

そして、「
『ぼくは、このことであなたを裏切りません。ずっと逃げません。』
焦らず、愚直に説得します。

のクダリにも強く共感しました。最近僕は、「熱意」ってものを意識するようになってきたのですが、そこに刺さりました。
この辺りは、忘れられがちなだけであって、決して「枯れた技術」なんかじゃないですよね!
2011/03/22(Tue) 00:30 | URL  | 笠原 #-[ 編集]
震災が起きたことで、熱意を持って動かなければならないことを改めて強く感じます。
確かに、既存の技術が枯れた技術ということは決してなく、そういう風に見ている世間に対しての一種の皮肉なのだろうとも思います。
がんばりましょう!
2011/03/25(Fri) 03:57 | URL  | せと #-[ 編集]
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