雑多に、思いつくままに


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法学セミナー
今朝の河北新報の社説のテーマは『司法過疎』だった。
要旨をザックリ言うと、現在の弁護士過剰を抑えようとすることは司法過疎に繋がるというものだ。

個人的には、弁護士過剰を抑える必要はないという点では同意だが、それが司法過疎に繋がるということに関しては違和感を感じる。
なぜなら、司法過疎の問題が顕在化した90年代初頭の頃と現在を比べると、状況があまりにも異なるからだ。
以前であれば、『近くに法律家がいない=法的サービスが受けられない』という図式が成り立ったが、現在においては地理的な法律家の欠如が、必ずしも法的サービスの欠如に結びつくわけではない。
メールなりSkypeのような動画サービスなり、情報インフラを使うことにより実際の距離をゼロに近づけることができるのである。

もちろん、すべての人が情報インフラを使いこなせるわけではない。
しかし、例えば役場にSkypeを置いておき、それと各都道府県の弁護士会や司法書士会の無料相談と繋がるようにしておくことは、それほど難しいことではないだろう。
こうしておくだけで、最寄りの役場に行けば法律家に相談することができるようになる。
市町村合併の影響があるとは言え、役場はまだ一定数が存在するから、実際に法律家を過疎地に送り込むよりも低コストで済む。

そして、なにより重要なのは、若い法律家が犠牲にならずに済むことだ。
司法過疎の生贄になるのは大抵は若い法律家であり、司法過疎に対してあーだこーだ言っているベテランが実際に行くことはない。
本来は、ひと通りの経験を積んでいるベテランが過疎地に向かうべきだとも思うが、それほど本気で司法過疎をどうにかしようとは思っていないのだろう。
だから、若手弁護士の増加ほどに地方の弁護士が増えなかったとしても、むしろそれでいいと思う。
既に過去のものになった『司法過疎』という言葉のために、若手が思い描いたキャリアをなきものにする必要はない。
もちろん、行きたい人はいっても構わないだろうけど。

因みに、大崎市はチョイナカであり、司法過疎というほどのどイナカではない。
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【2010/12/24 01:37】 | その他
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