雑多に、思いつくままに


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読書の秋ということで、珍しく書評。
先日、とんとらのMLでも少し触れられていました株式会社いろどりの社長の本についてです。


・攻撃は最大の防御なり

著者は、徳島県の上勝町に農協職員として就職し、住むことになりました。
上勝町は、人口の約半数が65歳以上の高齢者の町。
著者が就職する頃には、海外からの木材により林業が、産地間競争の激化によりミカン農業が急落するという悲惨っぷり。
仕事がなくなり、町の活気はどんどん失われていっていたようです。

そして、暇すぎると、人間阿呆になる様子がよく描かれています。

上勝に来てからまず一番に驚いたのは、山や田畑で働く60代から70代ぐらいの男衆の何人かが、朝っぱらから一升瓶を提げて農協や役場に集まり、酒を飲んで、くだを巻いていることだった。本当によく来ていた。 

しかし、いろどりで葉っぱがドンドン売れていくことによって、こういった人たちは町の中にはいなくなりました。
くだを巻いている暇なんかあったら、葉っぱを売ることに精を出すようになっていったわけですね。


ところで、世の中には、将来ボケてしまった時のために成年後見という制度がありまして、平たく言いますとボケた人の代わりに後見人という人が財産を管理する制度です。
よく『転ばぬ先の杖』と例えられ、僕もできれば後見人に関わっていこうと考えています。

しかし、これは年をとると転ぶことを前提としておりまして、必ずしも全員が全員、転ぶわけではありません。
たとえば、血管性の認知症はともかく、アルツハイマー性の認知症などは、頭を使わないことによって起こるリスクは高まります。
ですから、定年なんて言わずに、お年寄りが生涯現役としてビジネスに関わって頭を使えば、ボケずに済むし財産も増えるしイイことずくめ。
お年寄りは、体が動かすのが難しいだけで、頭はしっかり働くのだと再認識しました。
(と言いますか、この本を読む限り、体もまだまだ元気!)

財産を守るのではなく、生きている間ずっと増やしていくというパラダイムは、今後の社会では、極めて重要だと思います。
高齢社会というとどうしても暗いイメージが漂ってしまいますが、やれることは沢山あるのかもしれません。

『社会を変えるを仕事にする』『ブルー・セーター』もテーマが関連する本としては、とても面白かったです。
(前者は病児保育、後者はマイクロファイナンスとして貧困層への起業融資)
葉っぱを売ろう

しかし、こういった社会起業家の本って、単に『いい本だったな。』で済ませたら駄目なんだろうな。
うずうず。




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【2010/10/16 00:45】 | 書評
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