インドの恋愛観の世代格差

その他
07 /29 2010
クーリエ・ジャポンで面白い記事を発見しました。
インドの恋愛事情についての記事です。
そんなわけで、今回もインドネタ・・・

インドは1991年の経済自由化への政策転換により、経済成長の波にのることができました。
大都市を中心に消費文化が定着して、中間層のライフスタイルが激変しました。
その一つとして、男女関係にも変化が現れてきているようです。

 伝統的なインドの価値観では、公の場で男女が手をつないだりキスをしたりすることははばかられることだった。ましてや、婚前の男女が肉体関係を持つことなどもっての外とされ、『自由恋愛』による結婚なども、例外的なものだった。
 しかし、近年の若者は、そんな価値観を大きく覆した。
 街中では、結婚前の若いカップルが手をつないで歩いているのは当たり前の光景になり、カフェでは若い男女がイチャイチャしている様子がいくらでも見られる。性の意識も大きく変化し、最近では未婚女性の『堕胎』の問題が深刻化している。

インドの旅で、残念ながら路チューは見れませんでしたね。
僕が現地でよく見たのは、バイクのニケツです
しかも、インドではよくあることですが、ヘルメットも被らずに乗っているカップルが多かったですね。
被ればバレない感じもするのですが・・・まあ、バレてもいいってことですわね、堂々としたものですわ。

そして、今インドでは恋愛小説が流行っているらしいです。

 いま、インドでブームになりつつあるのが、若い作家による恋愛小説の出版だ。特にIITやIIMなどの超エリート校の学生・卒業生による『ロマンス小説』の出版が相次ぎ、ベストセラーになるものが続出している。

IITはインド工科大学、IIMはインド経営大学です。
どちらもあまり聞かないかも知れませんが、IITは倍率だけで言えば、世界最高峰のようです。
インドの衝撃』によれば、『毎年、5,000人の定員に対し、受験者は300,000人にも登る。競争率はなんと60倍である。(中略)マサチューセッツ工科大学が8倍、東京大学は3倍』
60倍はキツすぎますね・・・
そんな工学系最高峰の大学・IITですから、卒業生はIT関連で一花咲かせようとするのがこれまでのスタイルでした。
(もちろん今でも大半はそうなんでしょうけど。)

IIT関係者の出版は、従来の伝統を崩すような形であるため、文壇の評価は厳しいようです。

 このような小説に対する文壇の評価は芳しくない。彼らの軽い文体や軽薄なストーリー展開に、嫌悪感を覚える作家も多い。

これは、日本の文壇におけるケータイ小説の状況に近い気がします。
以前からそこにいる年配者から見ると、若い連中がやっていることがちゃんちゃらおかしいということなのでしょう。
僕もケータイ小説は文脈がない感じがして嫌いなのですが、社会から一定の評価を得ているのは事実なんですよね。
ピラミッドの石窟にも『近頃の若いものは・・・』と書かれているとはよく聞きますので、これは人間の性なのかも知れません。

そして、その若者の行動は、上の者からでは及びもつかない理念に根ざしたものかも知れません。
ロマンス小説の著者の一人のコメントによれば、

小さな町では、若い男が若い女性に近づいて、友達になりたいなどといえば、ただちに拒絶されます。男女間の友情は認められていないからです。けれども、若者というのは、何かを禁じられれば禁じられるほど、それに惹かれるものです。人々の考え方を変えるため、僕は社会に対するメッセージを作品に込めました。

インドの恋愛小説がブームから定番になることは十分ありえますし、ケータイ小説が生き残っていく可能性もゼロとは言い切れ無いのでしょう。
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